松浜軒について
松浜軒(しょうひんけん)は、八代城主・松井直之(まついなおゆき)が元禄元年(1688年)に造った御茶屋です。当時は松林越しに八代海や雲仙を望む雄大な庭園でした。
園内の池には伸びやかな石の配置が行われ、築山(つきやま)の石組みや桂離宮天橋立(かつらりきゅうあまのはしだて)の景色に似た造形など、大名庭園として変化に富んだ風情をつくりだしています。
国の名勝にも指定されており、雄大な海と遥かな景色を取り込んだ意匠を持つ、江戸時代初期の大名庭園として貴重なものです。
6月上旬には約5000本の肥後花菖蒲が見頃を迎え、人々の目を楽しませます。
また、松井家に伝わる家宝を展示する松井文庫の資料館があり、宮本武蔵ゆかりの「戦気」の軸や手彫りの木刀も展示されています。
クラウドファンディングについて
松浜軒 長塀修復プロジェクト
ご支援いただき有難うございました
2023年6月に始まった「熊本・八代「松浜軒」 長塀修復プロジェクト」のクラウドファンディングの募集は終了いたしました。沢山の皆様方から多くのご支援が集まり、この結果に大変感謝しております。
誠にありがとうございます。
プロジェクト公開前はご賛同いただけるものかと不安な気持ちが大きかったのですが、このように沢山の皆様方からのご支援の思いを受取ることができ、今後、責任をもって修復事業を進めなければならないと、あらためて決意を固くしたところでございます。
ご支援くださったみなさまへのお礼の品につきましても、発送の準備を進めて参ります。お礼の品発送などの詳細なスケジュールにつきまして、あらためてご案内して参ります。
最後に、ご支援頂きました皆さま、そして情報拡散にご協力頂いた皆さま、すべての方々に心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
松浜軒の四季
所蔵品のご紹介
松浜軒と妙見祭
毎年、十一月二十三日を中心に行われる八代妙見祭は、妙見宮(現・八代神社)の秋の大祭です。
歴代の八代城主の保護により発展したことから、八代城主をつとめた松井家の茶庭である松浜軒でも、妙見祭関連行事が行われます。
観覧案内
- 開園時間
- 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
- 閉 園 日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 観 覧 料
- 一 般 500円 (30人以上の団体1人につき450円) 小中学生 250円 (30人以上の団体1人につき225円)
- お問合せ
- (0965)33-0171